深呼吸する言葉・冬なのに夏の回想/小学生の散歩

夏の動脈の中を滾るように鳴いていた蝉。
夜風求めれば、賑わうネオンみたいな虫の音。
月光!月光!と蛙がクラクションを鳴らす。
暗黒の天に粉々のガラスが散らばって涼しい。
手を繋ぐ母に安心感の輪郭が見えた。

深呼吸する言葉・いつか終わる旅ならば

宇宙線にも負けず、隕石にも負けず、
命からがら46億年、宇宙を歩いている。
なのに、みじんこ300年で奇跡の自然が消されて行く。
インベーダーを背負って、バックパッカーの旅は続く。