2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧
朝露や、夜霧や、涙雨に濡れることを忘れていく地球人。 このまま、必要なことに触れない三猿に退化して行くのだろうか。
電車の座席にドカン!と座られて揺れる両隣の人。 車内通路扉をドカン!と閉められ、びっくりする乗客。 野放図で、騒々しい、自己ちゅう爆弾が今日も炸裂する。
調子づいて大事なことからはぐれる「一所懸命」なら、もう要らない。
想像力は急には育たない。 でも、想像力は不意に開く。
台風一過。成層圏から汚れをすくい取る雲。沈殿した人間の街。
夜明けの瞬間、朝陽にレントゲンされた、襖に映るベランダの洗濯物。
心の輪郭がくしゃくしゃ。レーズンみたいに甘くなり過ぎた。
夏がうねって、津波になった雲がそこまで迫ってきた。
高校生のまっ白いYシャツのポケットに、突然、目が釘づけ!! 切り抜かれたビンセント・バン・ゴッホが、21世紀の昼下がりを眺めている。 「何故そこに入っているの?」彼にマイクを向けたい衝動の快速特急だった。
喜怒哀楽の空はいつだって地球を洗っている。 きれいさっぱり洗えないのは、人の心だけだ。
夏が威張り、たじろぐ九月。 朝陽の凛々しさに、秋はそれでもいいかと思った。
きざむ、きざむ、気持ちをきざむ。 玉ねぎみたいに涙が出たりしても、 生きたら生きただけ、みじん切り。 人生に溶けてスープになった心を味見する。
雨のように時間が降り止まない場所。 そこに、置いてきぼりを食らった永遠。
生きている間の特典は、永遠を幻覚できることです。
兄弟で争わせちゃ、いけない。 闇を抱えた子どもは、刃物の光が心を照らす。
気持ちを跳ね返し、もとの心に戻せなくする。 そんな、奇襲攻撃を好む「反射板にんげん」。 みくびっちゃぁ、いけないよ。 ここに、たぐり寄せる糸ぐらい、みんな持っている。
リーマンショックの目に見えない風が吹いたら、町ごと斜陽していた。 首つり坂が「いらっしゃい」と言わんばかりに名所を誇示する。 そして、多発する人身事故に、電車に乗らない大臣は井の中の蛙。
太陽が外套を脱がせるなんて序の口。 この夏、地上から人間をもぬけの殻に出来ることの証明。
換気扇を付けておけばよかった、ふたりの間柄。
ぐぃーんと、遥か上空のひこうき雲だけが、夕焼けに燃えていた。 瞳が不思議がって、ほっぷ、あっぷ、した。
宇宙の神様は、人間の頭の中に想像力の「種」を隠した。 愛で覆われていないと、この上もなく破壊的なものだから。
天低く、庶民を踏みつぶし、身勝手に走る政界の馬かな。
家紋は温泉マークにしました。 あたたかいお湯になりたいので。
ネクタイと背広より、ちょんまげとヨロイが似合う戦国党。 いつまで党内合戦するの?力合わせて開国できる日はいつ?
三重苦のヘレンケラーよりも三重苦のような感情を滑って行かないで。
はいはいは終わりにして、もう立っちしなきゃ・・・。
イジメの病原菌をまき散らす、テレビのお笑い司会者。 人を持ち上げたと思ったらコキ下ろし、お涙頂戴で曖昧にする。 なぜ、そんな人をテレビ局は持ち上げるのだろう。
しんどい時は、あまり考えないよう思考を塞ぐ花のガクになる。 明日には、重たい夜露も振りほどいて咲こうとする朝顔になる。